ふと、思い出しました
春日大社の宮司をしていた葉室さん。
残念なことに、昨年お亡くなりになりましたが、
本を読んで、話を聞きたくなり
春日大社に会いに行ったときがありました。
形成外科のお医者さんでありながら、67歳で
春日大社の宮司になった方です。
神道の生き方を世の中に本という形で
初めて紹介した尊い方でした。
人のために生きる。神様が悦んでくれるように生きる。
子育ては、まず人格形成をする。小さい時にきっちりとしつけをする。
人間として、してはいけないことを教える。そして相手を悦ばせる。
そのことを一生懸命することが、かえって、自分が幸せになるということ、それを伝えることは、とても大切なことです。
人間の将来なんて分からない。与えられたことを一生懸命にやって、すべて神様のお導きにお任せするというのが、本当の人生だと私は思うのです。まず感謝することが先です。
太陽の光というのは反射して初めて明るさが出てくる。
これが真理なのです。
まず感謝しなさい。
そうしたら神様のお恵みがいただける。
宇宙はこうなっているのです。
周りの人を悦ばせる、確かに理屈からいえば逆ですが、ご利益は後からついてくるものです。
神様を悦ばせれば、お恵みは頼まなくてもいただけるのと同じで、人を悦ばせれば、当然、人間はしあわせであり続けるんです。
日本人は昔から祓いということをやってきました。
罪穢れというのはすべて我欲のことです。
罪や穢れを祓えば素晴らしい姿が現れる。
憎しみ、嫉み、嫉み、呪い、怒り、不平不満、疑い、迷い、恐れ、心配心、とがめの心、
いらいら・せかせかした心を消す、過ぎた事も悔やまない
神道“徳”に目覚める 春日大社宮司 葉室頼昭